*・。日々寄り道。・*

はるの、不定期な近況報告闘病日記。地道にコツコツ(´=ω=`)

友達が煙草を始めた

親友と呼べる友人が一人、煙草を吸い始めたようです。
ちょっと前からみたいなんですが、やっと知りました。


正直に言うと、ショックでした。
私の中で、「煙草=悪」と言ってもいいので…。
父の脳卒中の原因の一部だった、というのが大きいです。
父が倒れるまでは、健康のために吸うべきではないとわかってはいましたが、
「あんなに沢山の人が吸っているけど、一体どんな味がするんだ?」
と、どちらかというと好奇心の対象でした。
父が倒れて、生死を彷徨って、一時は覚悟してくださいと言われ、家族である私は現実なのか夢なのかわからないくらい非現実的で不安な日を過ごし、結果的に父は助かったものの、
「煙草は危険なものだ」
という印象が残りました。
父は当時、重度のヘビースモーカー。
父の部屋である書斎は壁紙が全面茶色く染まり、書斎にあるクローゼットは煙草の煙により、虫一匹湧きませんでした。


友人に軽く忠告しましたが、
「1日3本吸うくらいだから、大丈夫」
と言っていました。
そして、
「そう言われても、ストレスが凄くて吸わないとやっていけないんだ…」
とも言っていました。
その場では身体に気を付けてね、と言って、それ以上何も言えませんでしたが、心はかなり動揺していました。
一瞬、発見した時の倒れている父を思い出しました。
友人ががいなくなってしまうのでは、という恐怖心も覚えました。
私の想像は行き過ぎたものかもしれませんが、心配です。
本人が扁桃炎になっているとも言っていたので…。


私は、友人を止めなければいけないと思いましたが、強く言い出せませんでした。
「ストレスが凄くて」
という友人の言葉が重いな、と思いました。
友人が職場環境の悪さで体調を崩し、正規雇用の仕事を辞め、その後あまり人間関係や環境がよくないアルバイトをして生計を立てているのは知っています。
フリーターという括りで私と同じで、その世間的な肩身の狭さも一応わかるつもりです。
紹介されて付き合っていた人が、良いとこのボンボン過ぎて、好きだったのに半ばさげずまれるような態度をされて別れたのも知っています。
ストレスが酷くて煙草を始める人は、結構いる。…と、母も言っていました。
「煙草に頼らずとも、いつか良いことがあるから」
とか友人に言うこともできましたが、
…いつまで経っても良いことが起こらない人も、世の中にはいます。
"いつか良いことがあるから"
と言えるのは、これまでの人生で私がたまたまツキに恵まれていたから思うことなのかもしれません。
人生に行き詰ったときに助言を与えてくれる人が出てきたり、心身がこれでもかというほど追いつめられて、大量の薬を目の前に積み上げてこの世とおさらばしようとか考えていたら、たまたま、丁度そっち系の知識が豊富な友人から連絡が来たりとか、そういうことがない人もいるかもしれません。
私はツイていたのかもしれません。
私が言おうとしたことは、私の思い込みで、他の人には綺麗事なのかもしれません。
そんなことを考えてしまった、というか自分で勝手に気づいてしまったので、
「そっか…」
としか言えませんでした。


友達は、身体が弱い。
薬を飲んでいる。
煙草を吸っている。
ビールも毎晩飲んでいるそう。
数少ない、本心を言える友達だと思っていました。
私は、心から思っていることを言えませんでした。
でも、今はその方が良いのかもしれないと思いました。
明日は休みだ。寝よう。