*・。日々寄り道。・*

はるの、不定期な近況報告闘病日記。地道にコツコツ(´=ω=`)

読書記録 No.3『もう少し知りたい統合失調症の薬と脳』

久々に本を読み切りました。

もう少し知りたい統合失調症の薬と脳 第2版 (こころの科学叢書)

もう少し知りたい統合失調症の薬と脳 第2版 (こころの科学叢書)

図書館でなんとなく手に取りましたが、統合失調症について、わかりやすく、ネットや初心者向けの本で見かける情報より、もう少し深いことが書かれていました。
難し過ぎず、題名の「もう少し知りたい」は上手いネーミングだなと思いました。


印象に残っている内容は、

  • 抗精神病薬による妄想の改善の仕方は、「誤った考えが変わる」という感じではなく、妄想により「気分が巻き込まれず、無関心となり、行動に影響しなくなる」感じだと言えること。
  • 幻覚や妄想症状は、実際には関係性や重要性のないことを、意味がある、関係がある、重要であると解釈してしまうことであり、抗精神病薬の効果は、刺激と行動の結びつきを阻害することである。
  • 患者は病院の診察室では、治療を受ける受動的な状態だが、社会では自ら判断し計画を立てる等、能動的な行動を要求される。認知機能の障害は能動的な行動を要求された時に表面化するため、診察室では表面化しにくい。

といったところでしょうか。
後半は貸出期限に追われたため、じっくり読めなかったのが心残りです(´・ω・`)
また機会があったら読み直したいです。